![](rw120d/rw120da-front.jpg)
ローカル局経由で入手しました。
50オームのダミーロードを内蔵した終端電力計で、正面から向かって左側にM型入力コネクタがあります。
パワーは5W、20W、150Wの3段切替ですが、メータを振らせないOFFというスイッチもあります。
(2008.11.15追記)
フロントパネルと内部の写真を追加しました。無誘導抵抗100オームが2本並列接続されています。
RW-151Dと同じものです。
![](rw120d/rw120d-4.jpg)
抵抗を挟むように、周波数特性の補正板があります。背面に穴が開いており、上部カバーを閉じてからドライバで調整か出来るようになっています。
入力電力を3段階に分け、各レンジの表示値を比較しました。
各レンジ毎の電力とメータの表示値の関係は以下の通りです。5Wmax・20Wmax・120Wmaxは、それぞれ5Wレンジ・20Wレンジ・120Wレンジの測定値です。
点線は入力と表示値が一致する理想特性で、離れるほど誤差が大きいことを示します。
較正前:
0-5Wでは、5Wレンジで15%、20Wレンジで20%測定値が小さくなります。
5-20Wでも10%以上、5-100Wでも15%程度の誤差が出ます。
較正後:
各ボリュームを調整し、誤差を補正しました。
入力 |
較正前 |
較正後 |
0-5W |
![](rw120d/before1.gif) |
![](rw120d/after1.gif) |
0-20W |
![](rw120d/before2.gif) |
![](rw120d/after2.gif) |
0-120W |
![](rw120d/before3.gif) |
![](rw120d/after3.gif) |
![](rw120d/rw120d-2.jpg)
裏面にサビが出ていたので、きれいにしました。
液体の金属研磨剤を布につけてこすると、右写真の左半分のようになります。コンパウンドで表面のサビや汚れを削るのですが、同時にメッキも削ります。このままでは再びさびる可能性があります。
サビ止めの透明色スプレーを2回塗り、さらに透明色のアクリルスプレーを塗りました。