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 違反の事例を こちら に掲載しています。
2004.8.4作成
2007.10.2修正
2010.9.26追記

ケンウッド TR-8400

TR-8400
☆周波数・モード 430MHz FM
☆定格出力非公開
☆最大周波数偏移非公開
☆マイクインピーダンス非公開
☆受信方式非公開
☆受信感度非公開
☆通過帯域幅非公開
☆電源非公開
☆消費電力非公開
☆寸法・重量非公開
☆発売年・定価非公開
 オークションで入手しました。これも\3,000ですHi。
 外観はかなりきれいで、ほとんどシャックに置かれていたのではないかと想像します。
2010.9.26
 オークションの無断リンクが依然としてあるので、上記仕様を非公開とします。

受信部

TR-8400内部
 入手してすぐにSGで信号を入れてみましたが、受信感度は悪くなさそうです。例によって調整します。
 高周波増幅は3SK76(または3SK92)と2SK125の2段増幅です。入出力回路に3組のヘリカルキャビティ状のコイルが3つ使われています。
 それぞれ2箇所の調整ネジがありますので、一方を431.0MHz、もう一方を438.0MHzで最大感度になるように調整しました。
 調整前は高い周波数で感度が良くなっていますが、432〜434MHzをターゲットにして調整しました。従って、439MHz帯ではわずかですが調整前より感度が低下しています。これは使用者の好みですHi!
 経験上、中間周波増幅部も結構調整すると感度が上がりますが、このリグはわずかでした。
 このリグはメータ表示が「S&RF」となっていますが、表示値が1・2・3・4・5・6・8・10としか表示されていません。この数字がS表示とは言えないのでしょうが、とりあえず入力信号と表示値の関係は下のようになりました。(433.0MHzの値) S3以下が辛めになっています。
 入力20dBuで表示値10(フルスケール)bになるように調整し、完了しました。
調整前 調整後 S特性

送信部

 パワーは11.2W出ていました。439MHz付近から少し低下しますが、それでも440MHzで11.0Wです。
 ドライブ段のトリマを調整しても11.8Wとほとんど変化ありません。

その他

 美品で、ほぼ調整なしで使えるものでした。レストアすべきところがほとんどありませんでしたHi!
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