TM-401の後継機種として発売されました。このリグには、パネル首振り機構とDCLという2つの特徴があります。詳しくは姉妹機である
TM-211(144MHz帯)の情報をご参照下さい。
入手時の出力は約15Wでした。サービスマニュアルに従ってパワー調整を解除し、ドライバ回路を調整したところ、何と!21W出ました。
![スプリアス特性](tm411/spectrum.jpg)
さすがに電力増幅のパワーモジュール(M57729)に無理をかけると思い、15Wに調整しました。バンド内でほぼフラットです。
スプリアスも問題ありません。
f=433.00MHz X:200MHz/div Y:10dB/div
![リピーターのシフトスイッチ](tm411/repeatersw.jpg)
あと気になるのは、リピーター運用のための周波数シフトスイッチです(右写真のOFFSET)。
通常のQSO(シンプレックス)では「S」ですが、「+」にすると送信周波数が受信周波数に対し5MHz上昇します。「-」の場合は、逆に5MHz下がります。
送信周波数が430〜440MHz以外になると電波は出ないのですが、この範囲内では送信されます。例えば、433.00MHzを受信していて「+」の場合、438.00MHzで電波が発射されます。
モービル運用の時に、このスイッチが変わっているのに気づかずにマイクを握ると・・・・・・。レピータ運用を楽しむ時もそうですが、周波数の確認が必要ですね。