違反の事例を
こちら
に掲載しています。
2006.9.9作成
2007.10.2修正
2010.9.26追記
(2009.6.24追記)
今日もまた違反リンクを見つけました。「にほんごがよめないひとがおおいですね」(笑)。
ここまでくると、出品者の品位を疑う以前の問題です。
以下のページをご参照ください。約3か月は確認可能です。IDは
hp5500jp
です。
http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r56525320
ケンウッド TM-401
☆周波数・モード
430MHz FM
☆定格出力
非公開
☆最大周波数偏移
非公開
☆マイクインピーダンス
非公開
☆受信方式
非公開
☆受信感度
非公開
☆通過帯域幅
非公開
☆電源
非公開
☆消費電力
非公開
☆寸法・重量
非公開
☆発売年・定価
非公開
2010.9.26
オークションの無断リンクが依然としてあるので、上記仕様を非公開とします。
このリグの説明
144MHz機のTM-201と同一デザインのリグです。430MHzのFM専用機としては、TR-8400の後継機種のようです。
取説の特長には小型化を強調した言葉が並んでいますが、ケーブル付同軸コネクタを採用したことと、スピーカを内蔵せずに外付にしたことがポイントです。
従来はリアパネルに同軸コネクタが付いていることが一般的でしたが、コネクタを取り付けるとコネクタ+ケーブルの引き回し長で実質的に奥方向にスペースが必要でした。430MHzともなれば、同軸は5D-2Vクラスの太いものを使いたいところですから、同軸の引き回しはモービルでは大きな問題です。ケーブル付コネクタは良いアイデアです。
コンソールボックスに実装する場合は内部スピーカでなく外部スピーカが使われていました。狭いスペースにスピーカを押し込む苦労もなく、かつスピーカ分コストダウン出来、純正オプションでスピーカが売れる・・・・となれば、メーカー側も大歓迎だったのではないかと思いますHi。もっとも、これも次モデルのTM-411までで、TM-421は再びスピーカ内蔵になります。
フロントパネルは
こちら
をご覧下さい。
実は入手したリグはキズだらけで、フロントパネルもケースも塗装がはがれています。写真を修正してごまかそうとしましたが、どうやってもボロが出ますので画像を小さくしましたHi。周波数表示部周りのカバーのみメッキスプレーで塗装しましたが、シルバーのフロントパネルは文字もあり上手く塗装する自信がありません。いずれ挑戦してみますが・・・・・。
上面(送信ドライブ・PLL回路)
下面(送受信回路)
中央の空きスペースはスピーカ
受信部
高周波増幅はガリウムヒ素(GaAs)FETでおなじみの3SK97の1段増幅で、カタログ値上は現在のモデルとほぼ同じ感度を得ています。
初期データを取ると、経年変化か?440MHzで一番感度が良いようですし、S表示も少し悪いようでした。中間周波増幅のコイル3個とトリマを調整すると、あっという間にS表示が2つ程度上がりました。
さらに高周波増幅の入出力のヘリカルキャビティを調整し、下図のように432-436MHzで最良にしました。Sで3-4程度アップしたことになります。
受信感度は、0.5uV入力でS/N32dB(F=433.00MHz)で、規格は満足しているようです。
調整前
調整後
S特性(F=434.00MHz)
ところで、第一局発(PLL出力)を周波数カウンタで読むとズレがありました。PLLで約200MHzを発振させた後に2逓倍し、受信の第一ミキサーに入れるのですが、200MHz台で約1KHz高めでした。つまり受信時に2KHzずれていたことになります。
調整し、誤差100Hz程度に抑えました。
送信部
初期状態でHIGHパワーで約12W出ています。パワー制御を解除してもほとんど変化がありません。
ドライブ回路のトリマを調整しましたが、これ以上パワーは出ませんでした。
パワーモジュール(M57752)の実力から見て14-15W程度出てもおかしくないのですが、決して異常という値でもないのでOKとします。
スプリアスも、右のように特に問題ありません。
X:200MHz/div、Y:10dB/div
送信周波数は約900Hz高くなっていました。トリマを調整し、バンド内で誤差100Hz以内に調整しました。
その他
トーンユニットは標準装備されていますが、ウレタンフォームを介して両面テープで接着しています。(右写真)
経年変化も当然あり、ウレタンフォームはボロボロ、テープのノリでベトベトしています。ネジ止めの穴など無く、設計当初から接着だったようで(個人的には)感心しません。
前述のフロントパネルをどうするか?を検討中です。外観がまあまあならジャンクで構わないので、出回っていないか探しています。