JA0IAA
レストア
 違反の事例を こちら に掲載しています。
2005.2.5作成
2007.10.2修正
2010.9.26追記

トリオ TM-221

TM-221
☆周波数・モード 144MHz FM
☆定格出力 非公開
☆最大周波数偏移 非公開
☆マイクインピーダンス 非公開
☆受信方式 非公開
☆受信感度 非公開
☆通過帯域幅 非公開
☆電源 非公開
☆消費電力 非公開
☆寸法・重量 非公開
☆発売年・定価 非公開
 TM-421に続いて入手しました。好みのデザインです。
 あまり使用されていなかったようで、外観もまずまずで、ボリュームのガリもありません。
2010.9.26
 オークションの無断リンクが依然としてあるので、上記仕様を非公開とします。

このリグの説明

 TM-211の後継機種として1987年に登場しました。TM-211で評判の良くなかったDCLは早くも姿を消し、またTM-201とともに2世代続いたシルバーパネルが再びブラックパネルに戻りました。
 大きなアンバーの液晶表示は夜間の車内には大変見やすくFBです。

受信部

受信部
 受信感度は悪くありませんが、例によってチューンアップをします。
 ケース(アルミダイキャスト)はTM-421と共通です。部品配置もほぼ共通ですから、見比べると調整ポイントは分かりやすいでしょう。
 調整前後の周波数特性は下記の通りです。
 キャビティの帯域を狭めることで、感度は上昇します。
調整前 調整後 S特性(F=145.00MHz)
 S表示も2〜2.5程度上昇します。 (F=145.0MHz)
 とは言っても、このリグはSのバーグラフ表示が2つずつ点灯してゆくのです。S2、4、6、8という表示はあり得ませんHi。
 サービスマニュアルに従って、-4dBu入力でS1が点灯するように調整して終了です。

送信部

 パワーは全バンドで11.2W出ていました。ハイパワーの出力コントロールVRを回すと、最大14.9W出ました。
 ドライバのトリマを回しても変化ありません。ファイナルのパワーモジュールに依存しているようです。
 最終的に、最大12Wに調整しました。両端の周波数で少しパワーが低下しますが、問題ありません。
 周波数の誤差も300Hz以下で、問題ありませんでした。

その他

スイッチを分解
 受信部を調整している時、CALLスイッチにひっかかりがあり、押すと元に戻らない現象が発見されました。フロントパネルとの隙間が少ないことが原因のようです。分解し、ヤスリで少し削りました。
 フロントパネルの樹脂が膨張した?とも思えないのですが、結果オーライとします。
 オークションで6000円弱で落札しました。このシリーズは人気があり、「箱付きの美品」とのことでしたので7000円以上になると思っていましたが、意外な結果に終わりました。
 出品者とメールを交換しましたが、「もっと上がるはず」と考えていたそうです。何だか申し訳けない気分でしたHi!
戻る