JA0IAA
レストア
 違反の事例を こちら に掲載しています。
2004.7.8作成
2007.10.2修正
2010.9.26追記
(2009.6.23追記)
 またまた無断リンクです。上の文章が読めない外国人の出品のようです。
 以下のページをご参照ください。約3か月は確認可能です。IDは xmspq872 です。
        http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b99313416
 「禁止(きんし)」といういみがわかりますか。

トリオ TM-201

TM-201
☆周波数・モード  144MHz FM
☆定格出力 非公開
☆最大周波数偏移 非公開
☆マイクインピーダンス 非公開
☆受信方式 非公開
☆受信感度 非公開
☆通過帯域幅 非公開
☆電源 非公開
☆消費電流 非公開
☆寸法・重量 非公開
☆発売年・定価 非公開
 オークションで入手しました。これも3台7000円のジャンク扱い品の一つです。
2010.9.26
 オークションの無断リンクが依然としてあるので、上記仕様を非公開とします。

このリグの説明

 トリオは、V/UHFのモービル・ハンディトランシーバの型番をTR-XXXXと命名していましたが、本機からTMという型番に変更しました。
 デスクトップ機はTS-700に代表されるようにHF機と同じTSシリーズでしたが、"M"はモービルの頭文字でしょうか。
 前モデルのTR-7700はブラックパネルでしたが、オーディオ機器を思わせるシルバーパネルです。一部ブラックパネルも販売されました。高さが40mmと非常にスリムになりました。後を追うように他社も薄型のリグを発売しています。

受信部

 受信は問題なく出来ました。感度もまずまずですが、144MHzで最良でした。周波数が高くなるにつれて感度が低下します。
 FMの使用帯域(144.80〜145.80MHz)で最良になるように調整することにしました。
受信部 写真の左側の○が高周波入力コイル、右側の○が高周波出力のヘリカルコイルです。
 入力コイルはブロードですが、SGで信号を入力しアンテナ側を144.60MHz、もう一方を145.80MHzでSバーグラフが最大になるように数回くりかえし調整しました。
 面倒なのはヘリカルコイル、中央のネジを145.20MHz・左側を144.60MHz・右側を145.80MHzでSが最良になるようにくりかえし調整します。ここは一方がベストになればもう一方が要調整・・・・と、何回かくりかえしても両立は難しいのです。ほぼ平均化したら妥協すべきでしょう。
 適当なところで止め、最後にSバーグラフが+20dBuで全部点灯するように調整して終了です。
 調整によって、2dBu程度の改善が見られました。感覚的に言えば、S3の信号がS5にアップします。

送信部

送信部 パワーは13W出ていました。十分な出力ですが、電力増幅部のトリマを調整し直し、最大14Wが得られました。
 ここまでの電力は不要ですから、制御用ボリュームで10Wに調整しておきました。
 送信モジュールの保護(プロテクション)回路の設定が少しずれていましたので、調整しました。多分問題にはならないレベルです。
 送信周波数も誤差1KHz以下で、周波数調整は不要でした。
 問題なし・・・と言いたいところですが、送信部のドライブ段のシールドケースがかなりさびていました(右写真)。まあ、電気的には影響しませんし、内部だから気にしても仕方ないのですがHi。

その他

 フロントパネルがかなりキズついていました。コスリキズの程度ではなく、メッキも一部はがれています。修復は困難ですので(少なくとも、今の腕では)、ここは諦めました。
 上下のカバーも塗装がはがれています。これも仕方ありません。
 ツマミもかなり汚れていましたが、中性洗剤を付けたボロキレでこすったらある程度回復しました。
 バックアップ電池(CR2032リチウム)はまだ使えそうです。ハンダ付けタイプの電池は簡単に入手出来ませんから、そのまま様子を見ます。いざとなったら、ホームセンターで同型の電池を購入し(1個200円程度)、タブをハンダ付けしますHi。
 電気的な性能では、現在でも十分ではないかと思います。値段が値段ですから、これは十分使える!と喜ぶべきでしょう。
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