![](rx9s/rx9sa-front.jpg)
![レストア](../logo/restore.gif)
![注意!](../logo/caution.gif)
オークションの無断リンクがあるので、仕様は非公開です。
2008.10.1作成
2015.4.16追記
2015.4.16追記
ミズホ RX-9S
☆周波数・モード | 非公開 |
☆受信感度 | 非公開 |
☆選択度 | 非公開 |
☆電源 | 非公開 |
☆消費電力 | 非公開 |
☆寸法・重量 | 非公開 |
☆発売年・定価 | 非公開 |
![](rx9s/rx9s-1.jpg)
リグの説明
![](rx9s/rx9sa-front.jpg)
デザインに記憶がある方もいらっしゃると思いますが、その後アイテック研究所から同型の受信機が発売されました。恐らく内部は同じ商品でしょう。OEM品なのか、ミズホの製品の製造・販売権利を譲りうけたものなのかは不明です。
高周波増幅から検波までがAMラジオ用ICのLA1600(三洋)、低周波増幅がNJM2073Dで行われており、極めてシンプルです。VFOはバリキャップ1SV55の印加電圧を可変しています。
小型BCL機なので、電源は持たず1.5V電池2本で動作させています。
小型BCL機なので、電源は持たず1.5V電池2本で動作させています。
組み立て
![](rx9s/rx9s-2.jpg)
組み立ててスイッチON、ところが受信している様子がありません。よくよく見たら、基板上のジャンパー箇所を忘れていましたHi。正規に配線したら、スピーカーからノイズが聞こえるようになりました。
ところが、ボリュームを一杯に上げてもサーッというノイズが小さく聞こえるだけです。まだダメかな・・・・とANTターミナルにワイヤを接続したら、大きなノイズが聞こえ出しました。
内部雑音が小さいリグだったんですね。調整後、十分すぎる音でスピーカーを鳴らしてくれます。
ところが、ボリュームを一杯に上げてもサーッというノイズが小さく聞こえるだけです。まだダメかな・・・・とANTターミナルにワイヤを接続したら、大きなノイズが聞こえ出しました。
内部雑音が小さいリグだったんですね。調整後、十分すぎる音でスピーカーを鳴らしてくれます。
受信部の調整
![](rx9s/rx9s-3.jpg)
実際やってみると、局発はさらに上下0.5-1MHzくらい可変できそうです。つまり8.5-11MHz付近まで受信可能なようです(帯域に制約があるでしょうから、全範囲をカバーするというわけではありません)。
BFOがあれば、10MHzのCW受信機になりそうです。
ところで、9.9MHzにセットすると9MHzも受信可能です。受信周波数9MHz+中間周波数455KHz=局発周波数9.45MHzとなり、イメージ信号を受信するわけです。イメージ信号は高周波増幅のアンテナコイルで選別しますので、さらに低い周波数でも使用出来るでしょう。
高周波増幅のANTコイルと局発コイルは、いずれもFCZ研究所のFCZ-7です。さらなる応用例として、7MHz用受信機にもなりそうです。
高周波増幅のANTコイルと局発コイルは、いずれもFCZ研究所のFCZ-7です。さらなる応用例として、7MHz用受信機にもなりそうです。
調整後の夜、受信してみました。長さ5mくらいのANTワイヤをつなぐと、ロシアや中国・北朝鮮の放送が良好に受信できます。フィルタの切れもまずまずで、短波のAM放送を聴くには適切なところです。
もう少し良いアンテナを接続すると、イメージ受信の影響があるでしょう。アンテナ入力にフィルタ(プリセレクタ)を入れたら面白そうです。
BCLは門外漢ですが、手持ちの資料では短波放送の周波数範囲は9.1-10.0MHzまであります。いずれ周波数の可変範囲を変えようと思います。
もう少し良いアンテナを接続すると、イメージ受信の影響があるでしょう。アンテナ入力にフィルタ(プリセレクタ)を入れたら面白そうです。
BCLは門外漢ですが、手持ちの資料では短波放送の周波数範囲は9.1-10.0MHzまであります。いずれ周波数の可変範囲を変えようと思います。
プチ改造 2015.4.16追記
久しぶりに手を加えました。
![](rx9s/rx9s-4.jpg)
コネクタはターミナルの穴を2mm程度広げて取り付けました。
ボディに手を触れると感度が変わるボディエフェクトも気になります。アース専用端子を追加しました。蝶ナットでアース線と接続します。
最後に電池ケースを裏面に出しました。
電池の最大の問題は「液漏れ」です。点検・交換には側面ネジを開けねばならず、つい億劫になります。背面に直接出しておけば、簡単に認識出来ますし、交換も面倒ではありません。
何よりも、液漏れで内部が痛みません。
電池の最大の問題は「液漏れ」です。点検・交換には側面ネジを開けねばならず、つい億劫になります。背面に直接出しておけば、簡単に認識出来ますし、交換も面倒ではありません。
何よりも、液漏れで内部が痛みません。
その他
昨今話題のPLC(高速電力線通信)ですが、我が家の近傍でお使いの方はいないと思います。BCLブームが去って30年くらい経過するでしょうか、これからもノイズの無い受信を楽しみたいものです。
私のところは有線LANの影響でしょうか、感度の良いリグではあちこちに信号音が聞こえます。(帯域は狭い)
ルータのクロックかもしれません。いずれ調べる必要があります。
私のところは有線LANの影響でしょうか、感度の良いリグではあちこちに信号音が聞こえます。(帯域は狭い)
ルータのクロックかもしれません。いずれ調べる必要があります。
LA1600のような1チップICは、コンパクトな受信機を作るのには便利です。アマチュアでもCQ誌に活用例が紹介されていましたが、かなり前に廃品種になり、入手も困難になりました。(2008年9月現在)ネットで検索すると通信販売で入手可能なところがありますが)特殊部品の泣き所です。
まだ市販されていました。オリジナルの三洋ではないセカンドソースです。
まだ市販されていました。オリジナルの三洋ではないセカンドソースです。