リグ修理で、半導体を交換することがあります。同一品番のデバイスが入手出来れば良いのですが、廃品種で入手困難な場合は代替品を探さねばなりません。また、購入前に手持ちのデバイスで代用出来ないだろうか・・・・と考えることもあります。
トランジスタやFETは市販の『互換表』から代替品を探すことになりますが、古い品番は現在の互換表に掲載されていないと聞いています。
(最近は、互換表を見たことがありません。田舎では大きな書店にも並んでいませんHi)。
![](../../logo/restore.gif)
2011.2.17現在
半導体デバイス互換表
目的
ならば・・・とネットを検索したら、海外で古い互換表の情報が見つかりました(実はJA製でした)。今後の参考になればと考え、一部を掲載します。
膨大な量のデータなので、リグに使われている品番のみに限定してあります。オリジナルデータのミスやインプットミスの責任は負いかねますので、関連データを入手の上でご利用下さい。
なお、互換品は東芝・日本電気・日立・松下・三菱製のみ掲載しています。
膨大な量のデータなので、リグに使われている品番のみに限定してあります。オリジナルデータのミスやインプットミスの責任は負いかねますので、関連データを入手の上でご利用下さい。
なお、互換品は東芝・日本電気・日立・松下・三菱製のみ掲載しています。
(2009.5.12追記)
2SC709から739までのデータが無かったのですが、青森県の方から情報をいただきました。ありがとうございました。汎用の2SC1815でかなり代用出来るようです。
2SC709から739までのデータが無かったのですが、青森県の方から情報をいただきました。ありがとうございました。汎用の2SC1815でかなり代用出来るようです。
(2009.6.15追記)
ところで、この互換表ですが、電気的にほぼ互換だろう・・・という判断だけで、パッケージも同じというわけではありません。そもそも、互換性は誰が判断したものかも不明です。
例えば、50MHzのリグの電力増幅で用いられていた2SC517ですが、2SC2075と書かれているにもかかわらずパッケージは同じではありません。517はTC-17、2075はSC-46(いずれもEIAJの名称)です。
2SC710と2SC829のようにパッケージ形状が同じ(SC-43)でECBの順番が逆というものなら実装時には困りませんが、データだけを信用して購入すると痛い目にあうことになります。
互換表には、外観形状や電気的特性が完全にコンパチブルではない旨の免責事項が記載されているそうです。
メーカーのサイトでも、同一メーカーの代替品や他社代替品を検索できるようなコーナーがありました。しかし、古いトランジスタでは検索情報がありません。
絶対規格や電気的特性を見比べ、Cut & tryすることもアマチュアならば必要でしょう。
以上のご指摘を、大分県の方からいただきました。感謝いたします。
ところで、この互換表ですが、電気的にほぼ互換だろう・・・という判断だけで、パッケージも同じというわけではありません。そもそも、互換性は誰が判断したものかも不明です。
例えば、50MHzのリグの電力増幅で用いられていた2SC517ですが、2SC2075と書かれているにもかかわらずパッケージは同じではありません。517はTC-17、2075はSC-46(いずれもEIAJの名称)です。
2SC710と2SC829のようにパッケージ形状が同じ(SC-43)でECBの順番が逆というものなら実装時には困りませんが、データだけを信用して購入すると痛い目にあうことになります。
互換表には、外観形状や電気的特性が完全にコンパチブルではない旨の免責事項が記載されているそうです。
メーカーのサイトでも、同一メーカーの代替品や他社代替品を検索できるようなコーナーがありました。しかし、古いトランジスタでは検索情報がありません。
絶対規格や電気的特性を見比べ、Cut & tryすることもアマチュアならば必要でしょう。
以上のご指摘を、大分県の方からいただきました。感謝いたします。
(2011.2.17追記)
どこかの掲示板かblogに、『2SC828(ft=220MHz)の代用が2SC1815(ft=80MHz)とは、おかしい』という趣旨の書き込みがありました。(かなり前から気づいてはいましたが)
でも互換表にはしっかりと書かれています。多分CQ出版社の互換表でしょう。
設計マージンを考慮して代用可と判断したのかも? 編集者に聞いてみたいところです。
![](2sc828.gif)
どこかの掲示板かblogに、『2SC828(ft=220MHz)の代用が2SC1815(ft=80MHz)とは、おかしい』という趣旨の書き込みがありました。(かなり前から気づいてはいましたが)
でも互換表にはしっかりと書かれています。多分CQ出版社の互換表でしょう。
設計マージンを考慮して代用可と判断したのかも? 編集者に聞いてみたいところです。
![](2sc828.gif)