JA0IAA

☆☆ 2003年WW PHONE CONTEST

2007/9/15 加筆

はやくもこの季節

 ついこの前が春のWPX・・・と思ったら、もう秋。仕事に追われ、今年は両手で数える程度しか電波が出ていません。少し前までの「何とか時間を取ってヤルゾ!」という意欲がありませんHiHi。
 とはいえ、DXに目覚めて春・秋の大コンテストをサボるわけにもいきません。コンディションはサイクル23の下降時期とはいえ、まだやれるはず。幸か不幸か、土曜日午前の仕事が無くなったので、とりあえず土曜は昼までには電波が出せそうです。

まずアンテナありき

 今年は、21MHzで参加することにしました。WPXで、28MHzがそろそろ限界では?と感じたからです。 ところがアンテナは実績があるものが手元にありません。まずは作ることからスタートしました。
 詳細は別途ページで紹介しますが、設計ソフトのMMPCwinを使ってシミュレーションし、手持ちのアルミパイプの使い古しを組み合わせて3エレ八木を作りました。ブーム長は5.5m、28MHzが4mでしたから、また大きくなりました。
 作り終えたのが2日前の木曜日。雨が上がった翌日午後、移動予定地で調整のため上げたのが右の写真です。
 SWRは設計周波数の21.2MHz付近で最低の1.1という大ラッキー。バンド内でも最大1.6ですので、マッチングは大丈夫のようです。
 バンド内をスイープすると、意外と静かです。平日ですし、15時半ではヨーロッパには早すぎるようです。東南アジアにアンテナを向けてワッチするとXUが59で入感、一発コールで返って来ました。まずは一安心です。
 16時を過ぎSVが聞こえます。北西にアンテナを向けコールすると59-59でQSO成立。コンディションがロングパスにも開いているようで、イタリアはショートパスよりもロングパスのほうが強力です。17時にショートパスでCQを出すと、GやDL、SMが呼んできます。使えそうな感触を得ました。
 その後、TA、T7を発見しQSO。明日に期待しながら18時過ぎにQRTしました。
 組み立て・接収も慣れれば20分くらいで出来そうです。

第一日目

 昨日と同じ場所へ移動しました。ここは北から東方向は森があってロケーションは良くないのですが、西は市内が見渡せる高台です。
 9時過ぎに出発、コンビニで食料を買って移動し設営完了は10時少し過ぎ。ワッチするとWやVEが聞こえますが、すでに西海岸のみ。周波数の上から順番にコールしナンバーを交換、コンテストステーションのHC8やXE、南米等とQSO。カリブはFYが聞こえるものの飛ばず。
 お昼を過ぎて徐々に東南アジア・オセアニアが強くなってきます。太平洋の島々はおなじみのEntityだけで寂しかったところでV73をGet。14時前には早くもSV5(Rhodos)が出来、ヨーロッパのオープンを期待しました。
 14時を過ぎると9N7MV片岡さんが聞こえ、ビームが少しずれていましたがQSO成立。(9NはNewでした。)14時半ころからアジアのロシアに混じって東ヨーロッパも聞こえ、まずまずです。
 1時間後には中央のI、S5、9A、OK等が強力になってきます。さらに1時間後にはDL、EA、F、G等の西ヨーロッパも順調に出来ました。
 ・・・が、ここから先のアフリカが遠い。CN、CT3、EA8の北アフリカは聞こえるものの飛ばず。CQの後にコールしてもかすりません。相手はkWでしょうから、当然と言えばそれまでですが残念。
 ZAも聞こえましたが、これはヨーロッパのQRMでNG。
 20時過ぎにQRTし、帰宅しました。

二日目は・・・・

移動2日目 昨年はみぞれまじりの強風で早朝の運用を断念しました。今年は何とか!という思いで5時に起床、朝食を食べて再び移動を開始しました。
 今度は川の土手で、平地であるものの障害物は少ない場所です。
 7時少し前に開始、さっそく発見したのがゾーン2。1コールで返って来ました。
 今日は早い時間なので、東海岸も聞こえますが、コンディションがあまり良くなく(ピークの2年くらい前と比較してはダメかな?)大混雑というほどではありません。
 ローエッジから呼びながら上がっていくと、中米・カリブが結構聞こえます。が、飛ばない!
 JAのパイルがどれもきつく歯が立ちません。VP2E、V47、PJ2、VP5、9Y4、PZ・・。コンテストステーションは59で聞こえるので、競争さえなければ少しは出来そうですが。
 無駄な努力はあきらめ、出来そうなところを片付けます。何とかTI、YV、HPをGetした後、上手く8Pからコールバックがありましたがカリブはここまで。
 10時半以降はWの西海岸・南米、その後東南アジアへ変わり、お昼前から中近東付近が聞こえ始めます。この頃VK9X(Christmas I)が出来ました。13時過ぎからはロシア、そして東ヨーロッパと昨日と同じパターン・・・・と思いきや、15時過ぎには信号が弱くなって来ます。これでもうおしまい?と思ったら30分後に回復しホッとしました。デリンジャー現象だったのかも知れません。
 16時ころから昨日ダメだったOH、SMなども多数聞こえてきましたが、相変わらずアフリカには振られっぱなしHi。何とかCT3は出来ましたがCN、EA8はまたも空振りでした。
 夕食前までに帰宅する約束をしたので、17時を少し過ぎたところでQRTしました。

21は(28に比べて)飛ばない・・・・

というのが感想です。
 それなりの理由があるわけで、以下のようなことを考えます。
  • アンテナの地上高が8mでは打ち上げ角が高くなる、遠距離DXには不利
    波長が長い分だけ、地上の影響を受けやすい
  • DXの主力バンドであり、人口も多い 当然パイルアップもきつい
  • 28MHzからのQSY組も結構いる?
  • ゲインのあるアンテナを持っている人が多い
    トライバンダーは21MHzが一番ゲインがあるはず(他のバンドのバランスを考慮して)
 電離層反射の際の損失も違いがあるのかもしれませんね。

おまけ

 あれこれやって300QSOでした。
 DXCCのNewは9N、GW、YV、HP、8P、VK9Xの6つ。
 移動アンテナにしては軽く作っているので設営は楽です。・・・となると、今度はエレメントをもう一本追加することになるのか?何だかエスカレートしそうですHi。
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