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2011.6.28
CQ出版社 SSBハンドブック 1975年発行
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社会人になって金銭的に余裕が出来、SSBのリグでも購入しようか・・・・という時期です。最初からリグを自作しようという気持ち(時間の余裕)はありませんが、書店で発見して購入しました。
リグ設計や製作のノウハウが分かれば、改造も楽ではないか・・・・と考えたのですが、内容をじっくり見ると自作には時代遅れの感があります。
製作記事は真空管がほとんど、フィルタはメカフィルの455KHzです。初版発行時は、自作用の9MHzのクリスタルフィルタが市販され始めた頃です。今やクリスタルフィルタも見かけなくなりました。
製作記事は真空管がほとんど、フィルタはメカフィルの455KHzです。初版発行時は、自作用の9MHzのクリスタルフィルタが市販され始めた頃です。今やクリスタルフィルタも見かけなくなりました。
いきなり現在は実用性に乏しい資料のように書きましたが、送受信機の調整方法は参考になります。3次ひずみ(第3次混変調積)の解説と手持ちの受信機を用いた測定方法も紹介されています。
VFOだけで20ページ近いスペースを割いており、周波数安定化が大きなポイントであったことがうかがえます。確かに、真空管式のVFOは安定するのに時間がかかり、いち早くトランジスタ化されましたが、それでも10MHz以上の発振回路はドリフトがかなりありました。
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高周波NFBの理論が2箇所で解説されており、初期のSSB送信機・トランシーバで実験してみたいと考えています。
古いリグは電波が出るだけでなく、電波の質は現在でも通用するレベルに近づけなければなりません。空いているハイバンドならまだしも、ローバンドはパワーを絞ってオーバードライブにならないように配慮するだけでなく、ハードウェアで改善はしておくべきでしょう。
本書だけで回路設計は出来ませんが、他にも情報があるので、いずれ挑戦したいと考えています。
古いリグは電波が出るだけでなく、電波の質は現在でも通用するレベルに近づけなければなりません。空いているハイバンドならまだしも、ローバンドはパワーを絞ってオーバードライブにならないように配慮するだけでなく、ハードウェアで改善はしておくべきでしょう。
本書だけで回路設計は出来ませんが、他にも情報があるので、いずれ挑戦したいと考えています。