![](../../logo/colectlogo.gif)
2013.5.8
CQ出版社 パワーサプライ設計と製作 1984年発行
![](ps-1.jpg)
ハムが用いる電源の基本原理と設計・製作例が紹介されています。移動用電源として、電池・バッテリ・発電機も少し紹介されています。
電源は、現在でもアマチュアが自作可能かつ容易な分野の一つです。スイッチング電源は別ですが、シリーズパス電源なら、回路図通りに正しく配線すれば一応動作します。
「一応」と書いたのは、リグや付加装置に接続した場合の電圧変動・リップル・出力電流などの要素をあまり気にしなければ動作する、という意味です。送信するとハム音が混入する、電流が取れない、発熱がすごい・・・・というトラブル対策には、ノウハウがあります。
「一応」と書いたのは、リグや付加装置に接続した場合の電圧変動・リップル・出力電流などの要素をあまり気にしなければ動作する、という意味です。送信するとハム音が混入する、電流が取れない、発熱がすごい・・・・というトラブル対策には、ノウハウがあります。
紹介されている多くの事例は、トランジスタ回路向けの低電圧電源です。廃品種の専用ICを用いた回路が多く、現在ではそのままでは実用になりません。基礎理論をベースにし、現在流通するIC等を利用すべきです。
![](ps-3.jpg)
基礎を学ぶ書籍として、活用を図ります。
![](ps-2.jpg)
興味を感じたのは、巻末の全世界のAC電源一覧です。単相およびニ相・三相の電圧および結線表がまとめられています。30年以上前の資料ですが、データの性格上大きな変化はないはずです。
ざっと見ると、北米・中南米で60Hzが多いようです。