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2014.11.25
CQ出版社 コンパクトアンテナハンドブック 1992年発行
![コンパクト・アンテナ ハンドブック](cahb-1.jpg)
購入のきっかけは、アパートからの運用でした。借家住まいでHFのアンテナが上げられず、何らかの対策は出来ないだろうか・・・と思案していた時代です。
もっとも、住まいはVHFの送信所から遠く、電界強度が弱くて通常でもTVの受信画質が芳しくありませんでした。まともなHFアンテナでも、TVIが出ていたと思われます。
(現在は、大半の世帯がケーブルTVに加入しているそうです)
もっとも、住まいはVHFの送信所から遠く、電界強度が弱くて通常でもTVの受信画質が芳しくありませんでした。まともなHFアンテナでも、TVIが出ていたと思われます。
(現在は、大半の世帯がケーブルTVに加入しているそうです)
住まいからは半ば諦めており、移動運用が頼りでした。簡単に設置出来、複数バンドで運用出来るコンパクトなアンテナはないか・・・と、欲張りな要求をしていましたHi。
本書はアパート・マンション住まいの方だけを対象にしたアンテナだけではく、狭い敷地で上げられるアンテナや通常なら大きくなってしまうローバンドアンテナも紹介しています。
![](cahb-3.jpg)
むしろ最後の資料編にあるアンテナ(CQ誌の「技術展望」に掲載された海外の雑誌記事の翻訳)に対し、筆者のコメントを加えていただいたほうが価値があります。実際に作っていなくても、技術者としての見解は参考になります。
![](cahb-2.gif)
同様の理由で、Σ(シグマ)ビームも注目しました。
コイルで短縮されたアンテナは帯域が狭い上、周辺の影響を受けやすく、天候や温湿度の変化でマッチングが変動するという経験があります。
欠点を克服してこそコンパクトアンテナの価値があるわけですが、設置環境に余裕がある方は、フルサイズアンテナが一番ですね(それなら、この本の価値が無いと叱られそうですがHi)。
欠点を克服してこそコンパクトアンテナの価値があるわけですが、設置環境に余裕がある方は、フルサイズアンテナが一番ですね(それなら、この本の価値が無いと叱られそうですがHi)。
現在は、便利なシミュレーションソフトがフリーソフトあるいは安価なシェアウェアで入手出来ます。紹介されているアンテナを解析し、メリットが見いだせたら自作するのも面白そうです。