2011.7.12

すぐ役に立つ7ヶ国語QSO 1978年発行

7ヶ国語QSOJARL発行の『すぐ役に立つ7ヶ国語QSO』です。1978年初版発行の1978年第2版を入手しました。全308ページと厚く、定価は1,500円です。
サイレントキーになられた局の遺品で、表紙カバーはありません。
英語でラバースタンプのDX QSOは出来ても、それ以上はチョット・・・・という方のために、少し突っ込んだQSOが紹介されています。もちろん、このまま丸覚えしても実用にはなりませんが、ラウンドQSOやネット(スケジュールQSO)の事例が紹介されており、今はQRTしたローカル局のコールが掲載されています。
その後、7ヶ国語によるQSO事例がありますが、英語以外はドイツ・フランス・イタリア・スペイン・ロシア語と続き、最後はなんとモンゴル語です。
序章で、『前記の6ヶ国語を紹介するなら、もう一つ追加してラッキーセブンでは?』という経過があってモンゴル語が増えた、と書かれています。
今ならハングル語か中国語でしょう。どちらを選ぶか?と考えても選ぶのが困難です。中国語は北京語と広東語に分けて、9ヶ国語になるかもしれません。
各国語の文章の下にカタカナで発音が書かれています。学生時代に学んだドイツ語は何とか発音出来ますが、あとは怪しいもので、スペイン語はまだしも発音の面倒なフランス語はお手上げですHi!
ロシア語の例を下に掲載しました。
挨拶程度は覚えておけば楽しいでしょう。DXが「ワーターシノ、ナマエハ・・・・」と日本語で話すと、親近感が湧きます。相手も同じではないでしょうか。
ロシア語の例
後半は、技術用語集です。タイトルからやや離れた内容ですが、用語を英語・ドイツ語・フランス語で紹介しています。
一例ですが、3エレのアンテナは英・独・仏ではthree-element antenna、Dreielementantenne、antenne a trois elementsだとか。数字の3を示すdrei、troisは理解できますが、この箇所を変えれば4エレ・5エレと応用できるのでしょう。使う勇気はありませんHiHi。
通話表(フォネティックコード)は、もう古いかもしれませんが、使ってみれば応答率が上がるかもしれません。上に半分だけ掲載しておきます。