2015.5.2作成

ヤマダ ダイヤル YN-7

ヤマダの扇型バーニアダイヤルYN-7です。いただいた自作受信機(ジャンク)から部品を取りました。
大きさはフロントパネルで約80X120mm、減速比はおおよそ5:1です。
送受信機のVFOのバリコンを減速するには、バーニヤダイヤルか糸かけダイヤルを用いていました。(昔の話ですHi)バーニヤは手軽ですが、周波数の目盛を記入出来ません。
このダイヤルは、1から5の半円表示がありますが、ここに目盛を記入します。
SGあるいは周波数の分かる業務局等を受信し、外周に振られた0-180度の角度目盛を記録し、あとで目盛板に周波数を書き込みます。

分解すると、左写真のパーツに分かれます。
右下がバーニヤ減速部で、フロントパネル裏に取り付けます。
フロントパネル表面からは右上の表示パネル、ダイヤル針、左上のフロントカバーの順に取り付け、最後にツマミをネジ止めします。
昔HF帯のアマチュアバンドは3.5・7・14・21・28MHzの5バンドでした。バンドスプレッドダイヤルとして活用されたようです。

まだ使えるパーツ・・・・と言いたいところですが、残念な改造があります。裏面のバリコンと接続するシャフトを短くカットしてあるのです。(矢印部)
わずか5mmくらいしかありません。
分解時に気づいたのですが、バンドスプレッドのバリコンの取り付け位置がダイヤルに近く、バリコンとダイヤルのシャフトをカットして無理やりカップリングでつないでいたのです。
カップリングのネジ位置がシャフトぎりぎりで余裕が無く、スリップ気味のようです。
回り止め対策をした延長シャフトを取り付け、使えるようにしたいものです。