2015.5.1

コイルボビン

コイルを自作する時に用いたボビンです。
40年以上前には、パーツ屋さんに当たり前のように並んでいましたが、今は幻のパーツです。
右写真の大きいボビンが一般的で、直径32mmのコイルが巻けます。手元には使用済み品を含めて8本ありましたが、半分がサトーパーツ製、2本がTANAKA(TMS)と社名がありました。
左の小さい2個はコイル直径16mmで、ディップメータ製作のために購入しました。これはサトーパーツ製です。
手持ちの大きいボビンの足は、4ピン(UX)、5ピン(UY)、8ピン(US)がありました。
黒いボビンは比較的新しいものです(それでも30年くらい前?)。UX・UY・UZ(6ピン)は、真空管のST管の足と互換性がありますが、ST管がはるか過去のものになり、ソケットの需要が無くなりました。
最後は8ピンだけが残ったようです。
小さいボビンは4Pだけです。
材質はベークライトで、穴あけはドリルで容易に行えます。

コイルを巻いたボビンを拡大しました。大きいボビンは1mmピッチにミゾがあり、エナメル線を等間隔に巻けます。
入手困難な現在は、塩ビパイプで自作される方もいます。アイデアとやる気で代替え品が作れます。